【副読ブログ】ビッグイシュー408号 5月15日発売 リズ・アーメッド | 植物力

ビッグイシュー
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THE BIG ISSUE JAPAN 408号
2021-06-01 発売

ビッグイシューの仕組みについてはこちらに書かれています!
ビッグイシュー日本 | 販売のしくみ

ビッグイシュー408号の内容について紹介したいと思います。

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ビッグイシュー408号の内容 リズ・アーメッド | 植物力

ビッグイシュー408号 | 私の分岐点:落語家 林家たい平さん

できないこと、不条理なことを
笑いに変えるのが落語

落語家の林家たい平さんが、自身が落語家になったきっかけと、落語家になった後にターニングポイントについて話されています。

私は落語が好きで年に数回は寄席を見に行ったり、YouTubeで見たりしています。
早くコロナが早く落ち着いて、寄席に気兼ねなく行けるようになるのを願います。

林家たい平さんの著書「 林家たい平落語集 たい平のはじめの一歩

ついに登場!「牛ほめ」「狸の札」「寿限無」「転失気」などなどたい平の爆笑落語たっぷりの1枚!落語入門の方にもピッタリ! ! 林家たい平さんがYouTubeチャンネルを運営しています

ビッグイシュー408号 | スペシャルインタビュー:リズ・アーメッド

今こそ問い直し、芸術文化の領域を広げたい

映画「サウンド・オブ・メタル」に主演するリズ・アーメッドさんが、今作の映画撮影についてと、自身のキャリアや人生における人種差別と偏見について話されています。

アメリカでの人種差別の根深さを感じるインタビューですね。
今アメリカの映画界はポリコレによるリベラリズムによって、有色人種にとってチャンスが来ているのかもしれません。

映画の「サウンド・オブ・メタル」は、耳が不自由になるドラマーのお話ですが、実際にミュージシャンで難聴になったり、聴力を失う人は多くいます。
中でも特にドラマーが多く、シンバルの音が原因だと言われています。

アーメッドさんの抱える「なりすまし症候群(インポスター症候群)」についてはこちらを読んでみてください。
「インポスター症候群」だと自覚するサラリーマン、わずか5.5%、男女比較40.8%減の事実 | PR TIMES

映画「サウンド・オブ・メタル」はAmazonプライム限定の映画になっています。
もし気になる方は、こちら↓の30日間の無料体験から試してみてください。

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ビッグイシュー408号 | 浜矩子の新ストリートエコノミクス

浜矩子さんがミレニアルズの不安と憂鬱について話されています。
浜さんの言う通り、ミレニアル世代はキャリア志向が強い印象がありますが、それは不安から来ているのかもしれないですね。

浜矩子さんの最新著作『 強欲「奴隷国家」からの脱却

身びいき政治、いじめ搾取経済…近代経済学では予見不能なこの「絶望社会」で魂を取り戻すための指針とは?

ビッグイシュー408号 | 特集:植物力 毒・薬と香り

4億7000万年、植物の「生存戦略」:田中修さん

植物学者の田中修さんが、植物の持つ毒などを中心に生き残るための能力を紹介しています。

植物に色々な毒があることは知られていますが、それがどのように機能しているのかというのはとても興味深いです。
見た目が似ていると誤って食べてしまうこともありえますよね。

トマトが香りを使って周りに危険を知らせるという仕組みには驚きました。

田中修さんが講師をしている「2020宝塚市民カレッジオンライン」の花と緑の魅力コースの動画です
田中修さんの著書「 植物はなぜ毒があるのか

トリカブトのようなよく知られたものだけではなく、じつは多くの植物が毒をもつ。例えばジャガイモは芽のみならず、未熟な状態や緑化した状態で毒をもち、毎年食中毒被害がおきる。それらは、芽や、成長に必要な部分を食べられないための植物のしたたかな生存戦略だった。過去10年の食中毒被害データを中心に、生き残るために植物がつくり出す様々な毒と特徴を紹介。また、古より植物の毒を薬に転じてきた人間の知恵と最新の医学情報まで、有毒植物と人間の関わりを楽しく解説。

植物が放つ「香り」の可能性:丹治邦和さん

弘前大学で香りや認知症の研究を行っている丹治邦和さんが、香りの持つ力と認知症治療の可能性について話されています。

香りの効能はよく知られているはずですが、なかなか生活の中には取り入れるのが難しいものだったりします。
この記事を読んで、押し入れに入れっぱなしのアロマセットを再度使ってみようと思いました。

こちらの動画で嗅覚の仕組みがわかります
丹治邦和さんの著書「 かぐわしき植物たちの秘密

アロマオイルなど、植物から作り出す香りには様々な効果・効能があります。なぜ、植物は香るのか? そして、なぜそれがヒトの心と体に作用するのか? ベストセラー『植物はすごい』(中公新書)の植物学者と気鋭の脳神経学者のコラボによる植物ノンフィクション。キモクセイやバラ、シソ、ユズなど、なじみのある植物たち全63種類に関して、最新の研究成果に基づき解説します。

ビッグイシュー408号 | 雨宮処凛の活動日誌

雨宮処凛さんが引き続きコロナ禍での女性の窮状を伝えています。

リモートワークにおける女性への負担で考えると、結局のところ原因はこれまで通りで、パートナーの理解や関係性になってくると思っています。
私はコロナ禍によってリモートワークになり、家事の大部分をやることになりました。

自宅で家事もして仕事もできているので、時間はかなり効率的に使えていて、その点では夫婦共に満足しています(慣れるのにはちょっと時間がかかりました…)。

一人で全てをこなすのには限界があるので、今の状況では、パートナーや外部の力をどれだけ使えるかが大切なように感じています。

雨宮処凛さんの著書『 コロナ禍、貧困の記録

コロナ禍の下、連日届くSOS。2020年の支援現場からの衝撃の記録。15年にわたり貧困と関わってきた著者が、「死なない」ノウハウを伝え、セーフネットを崩壊させる政治に警告を発する。

ビッグイシュー408号 | 精神の時代、社会を舞台に人類の壮大なオペラ

オーストラリア 先住民が率いる「バンガラ・ダンス・シアター」

オーストラリアのダンスパフォーミング集団「バンガラ・ダンス・シアター」の芸術監督であるスティーブン・ペイジさんが、オーストラリアでの先住民の問題と、それに対する「バンガラ・ダンス・シアター」役割について話されています。

世界中にある先住民問題ですが、オーストラリアでも歴史的にも社会的にも未解決の問題が多く残っています。
アートを介して先住民の文化を継承しつつ、国民と世界に問題を提起し続ける一つの手だと感じます。

ビッグイシュー408号 | World Street News:グアテマラ

グアテマラでフロンガスの処理を行う廃棄物処理会社が紹介されています。

フロンガスのオゾン層破壊問題はメディアに取り上げられなくなって久しいですが、破壊されていたとされているオゾン層はかなり回復したそうです。
問題が叫ばれてから、企業での排出規制や商品への不使用などで大きく改善されたそうです。

こちらの参照記事となっているBBCの記事
The best climate solution you’ve never heard of | BBC

ビッグイシュー408号 | 市民が変える!警官たちの「沈黙の青い壁」

年間1000人の市民が警察に射殺される米国

フリージャーナリストの大矢英代さんが、アメリカのジョージ・フロイドさんを殺害したとする警察官の裁判を通して、警察官への訴訟問題について紹介されています。

銃社会であるアメリカでは、警察官に対して過剰とも言えるような事実上の「免責」があるのだと思っています。
これは問題ではあるのですが、これが無ければ警察官は銃を使いづらくなるでしょうし、凶悪犯罪を取り扱うのが難しくなります。

銃を持つことを選択した国の持つ必要悪のように感じますが、解決策はあるのでしょうか。

大矢英代さんの著書「 沖縄「戦争マラリア」

日本で唯一の地上戦が起きた沖縄。戦闘がなかった波照間島で住民たちはなぜ死んだのか?ドキュメンタリー映画「沖縄スパイ戦史」の共同監督が挑む、沖縄戦の最暗部・ノンフィクション。

ビッグイシュー408号 | 企業・外交・防衛・警察から中立な、完全なる独立機関が必要

あらゆる個人情報が集められる21世紀のデジタル社会

中央大学総合政策学部教授の宮下紘さんが、日本のITにおけるプライバシーについて話されています。

コロナ禍によってに日本のプライバシーや人権への過敏さゆえに、他の先進国と比べて強い規制が取れないことが公の問題となっています。
国民のITやリスク対応への認識の低さが原因ではあるのですが、その裏にあるのは政府へや行政の不信感というのは確かにあるように感じます。

日本は経済大国ではありましたが、ITについてはかなりの後進国です。
コロナ禍で明るみとなった人権保護の問題や、IT技術におけるプライバシーの取り扱いについて、更に理解と議論が必要です。

宮下紘さんの著書「 プライバシーという権利: 個人情報はなぜ守られるべきか

デジタル環境の変化に伴い、私たちの個人情報は自分の知らないうちにビッグデータとして利用され、ときに安全や効率をもたらし、ときにリスクをも生み出す。個人が尊重される社会を実現するため必要となるのは、人格形成や民主主義にも関わる重要な問題として、権利としてのプライバシーを問いなおすことだ。

ビッグイシュー408号 | 絵には気持ちを楽にする力がある:鈴村温さん

動物たちの大らかな日常を描きたい

絵本を製作している鈴村温さんが、自身の作品「Same Pose」と今後の活動について話されています。

独特な作風で面白いですね。
他人の子どもにも乳を与える豚の生態は驚きです。

紹介されている「Same Pose」はこちらで購入できます
Same Pose 鈴村温 | まがり書房

ビッグイシュー408号 | 原発ウォッチ:福島汚染水、安価だから海洋放出とは!

伴英幸さんが福島第一原発での処理水海洋放出について話されています。

この問題はもうすでにこれまでに行われてきた様々な非科学的な運動によって、気持ちの問題である「風評被害」をどうするのか、という解決の難しいものになっています。

伴さんはトリチウムが危険だとしていますが、原子力調査委員会もWHOも一定の基準以下では人体に影響が無いことを発表しており、第一原発ではその基準より相当低いレベルで放出しています。
今回の伴さんの主張については、ちょっと世界的なコンセンサスを無視したもののように見えます。

伴英幸さんの著書「 原子力政策大綱批判―策定会議の現場から

ビッグイシュー408号 | マイオピニオン

住居というのは人が最低限度の生活を送るための必須項目だと思うのですが、自治体からの支援がとても薄いというのは問題だと思います。
生活保護から相殺されるギリギリの住宅手当だけでなく、無料または低料金での簡易的な住居提供を行うくらいまでやってほしいものです。

「マイオピニオン」への投稿は以下のURLより受け付けています。
https://www.bigissue.jp/contact/opinion/?action=form

ビッグイシュー408号 | 販売者に会いにゆく:セルビア「リツェウリツェ」販売者 アンドレヤ・ムラデノビッチさん

社交的ではなかったが、雑誌販売で変わった
内戦、がん、妹の死を乗り越え、「好奇心が僕を前進させる」

セルビアのベオグラードでストリートペーパー「リツェウリツェ」を販売するアンドレヤ・ムラデノビッチさんが、「リツェウリツェ」販売に至る経緯や、ユーゴ内戦字の状況について話されています。

彼も内戦被害者となっても生活のために色々な場所を渡り歩き、がんも克服し、前向きに生活していく精神の強さを感じました。

ムラデノビッチさんの販売しているストリートペーパー「リツェウリツェ」
リツェウリツェ | ウェブサイト

ビッグイシュー408号 | 世界一あたたかい人生レシピ・ホームレス人生相談

友達と呼べる人がいません

意外とこういう悩みを持っている人っているんじゃないでしょうか?
回答されている販売者の方も言っていますが、あまり「友達」というのに捕らわれることはないんだと思います。

枝元さんがちょっと触れていますが、自己開示をまず行うと、相手の信頼を得てコミュニケーションを取るのが容易にはなるはずです。

枝元なほみさんの著書「 枝元なほみのリアル朝ごはん



以上、ビッグイシュー408号の紹介でした!

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