【副読ブログ】ビッグイシュー407号 5月1日発売 カズオ・イシグロ | “調べる”っておもしろい

ビッグイシュー
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THE BIG ISSUE JAPAN 407号
2021-05-15 発売

ビッグイシューの仕組みについてはこちらに書かれています!
ビッグイシュー日本 | 販売のしくみ

ビッグイシュー407号の内容について紹介したいと思います。

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ビッグイシュー407号の内容 カズオ・イシグロ | “調べる”っておもしろい

ビッグイシュー407号 | 私の分岐点:お笑いコンビ「たんぽぽ」 川村 エミコさん

あこがれ続けた舞台、貧乏もネタに。
仕事を決めつけ過ぎないでよかった

お笑い芸人の川村エミコさんが、舞台への挑戦と芸人としてのターニングポイントについて話されています。
自分のを将来を制限するような思い込みは、可能性を狭めるというのは同感です。

自分の思い通りにいかないのが現実ですし、良くも悪くも将来のことは誰にもわからないものですよね。

川村エミコさんの著書「 わたしもかわいく生まれたかったな

「書くこと」でたぐり寄せた幸せでも不幸せでもないかけがえのない記憶―。お笑いコンビ「たんぽぽ」・川村エミコ初のエッセイ集。

ビッグイシュー407号 | スペシャルインタビュー:カズオ・イシグロ

人生ではつねに、その時その時の自分を
最善を尽くして表現しなくてはならない

日本生まれのイギリス人作家であるカズオ・イシグロさんが、最新作の「クララとお日さま」についてと、現在社会とテクノロジーについて話されています。

技術の進歩は人の生活だけでなく、思考や文化も変えていきます。
監視社会や計画経済自体が悪いことではないと思いますが、誰が管理してどう使うのかが問題です。

カズオ・イシグロさんの著書「 クララとお日さま

ノーベル文学賞受賞第一作。カズオ・イシグロ最新作 AIロボットと少女との友情を描く感動作。

ビッグイシュー407号 | 特集:”調べる”っておもしろい

理解出来た時の”わかった!”が楽しい:宮内泰介さん

“ちゃんと調べる”人が増えれば増えるほど、民主主義は豊かになる

北大文学研究員教授でさっぽろ自由学校「遊」共同代表の宮内泰介さんが、調べることの重要性と調べ方を紹介しています。
私も仕事の調査でe-Statを使用しています。ちょっと使いづらいんですが、提供されているデータはとても参考になるものです。

1次情報に当たるというのはとても大切で、インターネットでなんでも調べられる現在では、重要な情報を得るための必須行動だと思っています。
新聞やテレビではかなり政治バイアスのかかった情報しか提供されませんので、自分で調べる力と、玉石混交のインターネットの情報から真実を選び出す技術は欠かすことが出来ないものとなっています。

宮内泰介さんはさっぽろ自由学校「遊」の共同代表をやっているのですが、さっぽろ自由学校「遊」では色々なことを学ぶことのできる学校です。
私も年に数回ですが、講座に参加しています。

宮内泰介さんの著書「 実践 自分で調べる技術

本の見つけ方。ネット検索の極意。現場で調査。値を測定。そして人の声を聴く。専門家でないからこそできる「調査のデザイン」により、これらを縦横無尽に組み立てながら、統計や分析で調べていく方法を具体的に解説。「知的生産の技術」への一歩。

専門家が正しいとは限らない:上田昌文さん

市民が主役の科学調査”シチズンサイエンス”

NPO法人「市民科学研究室」代表理事の上田昌文さんが市民による科学調査の重要性について話されています。
冒頭の書き出しから、「専門家の言うことは信用できないので市民でやろう」という話かと思ったのですが、違いました。

大学での研究は文科省からの補助金が出るようなテーマが優先されますし、民間でもお金になる研究がメインです。
市民によるニッチな科学調査や人力が必要な研究で政治を動かすのは、とても有意義な活動だと思います。

上田昌文さんが代表理事を務めるNPO法人「市民科学研究室」のサイトです
市民科学研究室 | ウェブサイト

ビッグイシュー407号 | 世論調査NOW!:90年代から若者の投票率が下がる

この停滞から立ち直るための希望は?

「みらい選挙プロジェクト」を運営している三春充希さんが若者の投票率の推移とその原因についての考察を話されています。
これまで連動していた20代の投票率と大学進学率が、リーマンショック後から連動しなくなったというデータはとても興味深いです。

残念ながら現在のシルバー民主主義はあと30年ほどは続きます。
若者にとって「変えられない」社会は続いていくのではないかと思います。

三春充希さんの著書「 武器としての世論調査

内閣支持率が高い地域では宗教信仰率が高い。野党支持は若年層で伸び悩み。世論調査の見方を知り、精緻に分析していけば、こんなことがわかります。この社会に窮屈さを感じている人も、あなた自身の考えが政治に反映されないことが不満で「世論調査は捏造だ」と考えている人も、この本を読んでみてください。世論調査は、社会をとらえ、未来を変えるための武器です。どの地域に住む、どんな人が、どの政党を支持しているのか、一緒に見ていきましょう。そして彼らに働きかけ、この社会を変える方法を考えてみませんか。

ビッグイシュー407号 | World Street News:南アフリカ共和国 アメリカ カナダ イギリス

南アフリカ共和国で導入された砂糖税についてと、アメリカ、カナダ、イギリスのストリートペーパー販売者へのコロナワクチン接種の状況について紹介されています。

私は一時期砂糖の入っている飲料を避けるようにしていたのですが、砂糖(果糖ブドウ糖液糖など)を避けて飲み物を選ぼうとすると、選択肢がほとんどなくなることに驚きます。

スーパーで売られている多くの飲料に含まれいますので、気になる方は買う前に一度ラベルを確認してみてください。

ビッグイシュー407号 | 池内了の市民科学メガネ:花粉と種子を散布する植物の作戦

池内了さんが、色々な植物の花粉と種子の飛ばし方については話されています。
生物の進化は多様性の基に発展してきたというのが定説となっています。

そのこれまでの多様性の中から生き残った生存法が、今現在の生きる術となっているわけですが、その多様性は今も色々は生存法に挑戦しているはずです。
これから先、どのような種の増やし方が出てくるのか楽しみですね。

池内了さんの著書「 宇宙論と神

ビッグイシュー407号 | コロナ禍、お客さんの心を満たして商店街存続へ

ドイツ北部ハンブルクで、コロナに苦しむ商店街を救うために立ち上がったサイトwir-liefern.org[ヴィエ・リーファン]が紹介されています。
ITの技術を持たない地元商店をまとめて紹介するようなサイトは、去年の春ころに日本国内にも多く登場していました。

最終的にはメジャーの宅配サービスなどに切り替わっていったわけですが、その変化に対して対応することができないお店や、対応コストをまかなえないお店は、消えてしまったり、今も苦しい状況が続いています。

この一時的な苦境を乗り越えるために、wir-liefern.orgのような経済市場の影響を受けない非営利の活動というのはかなり有効だと私は思っています。

ビッグイシュー407号 | 監督インタビュー:「海辺の彼女たち」藤本明緒監督

映画「海辺の彼女たち」の監督藤本明緒さんが、映画の主人公であるベトナム人技能実習生について話されています。

日本に観光以外でやってくる外国人で、今ベトナム人は中国人に次いで2番目に多くなっています。
北海道にも多くのベトナム人が生活しており、中には過酷な労働環境で働いていたり、不条理な扱いを受けることもあるそうです。

制度としての外国人技能実習生は、多くの問題があることは多方面から指摘されています。

札幌ではシアターキノで「海辺の彼女たち」が観られる予定ですが、上映日は6月1日時点では未定となっています

ビッグイシュー407号 | 浜矩子の新ストリートエコノミクス

毎度の事ですが、政府や大企業のやることが気に食わないようで、うがった見方から持論を展開していますね。

CSRのムーブメントから始まり、今は人権と世界でこの動きが出ていて、日本もそれに追従する形になっています。
魂があろうがなかろうが、人権が守られるならそれで良いと思います。

浜矩子さんの最新著作『 強欲「奴隷国家」からの脱却

身びいき政治、いじめ搾取経済…近代経済学では予見不能なこの「絶望社会」で魂を取り戻すための指針とは?

ビッグイシュー407号 | マムアンちゃん タイ人作家の4コマ漫画

マムアンちゃんの精神バランス秀逸さですね。

audio-technicaのウェブサイトで公開されている短編アニメ「short short story」

ビッグイシュー407号 | マイオピニオン

ビッグイシューを購入する際のおつりについて書かれている方がいらっしゃいました。
私も以前に小銭を用意するのが大変だというのを販売者の方から聞いたことがあります。

今ビッグイシューは450円ですので、50円玉での支払いがとても助かるそうですよ。

「マイオピニオン」への投稿は以下のURLより受け付けています。
https://www.bigissue.jp/contact/opinion/?action=form

ビッグイシュー407号 | 販売者に会いにゆく:アルゼンチン「エチョ・エン・ブエノスアイレス」販売者 ノエリア・コンテラスさん

コンテラスさんが販売しているブエノスアイレス

30代で高校を卒業、「今の自分を誇りに思う」
自分の半生を語ることで路上の人々を励ましたい

アルゼンチンのブエノスアイレスで「エチョ・エン・ブエノスアイレス」を販売しているノエリア・コンテラスさんが、苦難の半生とその中での「前進」について話されています。
20歳、30歳になってからも基礎教育を受けることは、とても重要だと思いますし、本人の「前進」した体験は今後の人生の大きな後押しになるはずです。

年齢が実際より上に書かれたIDに対して、「前向なだけ」という返しは素敵だなと思います。

コンテラスさんの販売しているストリートペーパー「エチョ・エン・ブエノスアイレス」
エチョ・エン・ブエノスアイレス | ウェブサイト

ビッグイシュー407号 | 世界一あたたかい人生レシピ・ホームレス人生相談

当たりさわりなくサークルを辞めたいです

どうでもいいことでも、人にとっては大きなことだったりします。
こういうの苦手な人多いのではないでしょうか。サークルだけでなく会社とか友人付き合いとか。

私なら適当にそれっぽい嘘でっちあげて辞めてしまいます。

枝元なほみさんの著書「 枝元なほみのリアル朝ごはん



以上、ビッグイシュー407号の紹介でした!

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