【副読ブログ】ビッグイシュー406号 5月1日発売 柳楽優弥&田中泯 | コロナ禍で考えた民主主義

ビッグイシュー
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THE BIG ISSUE JAPAN 406号
2021-05-01 発売

ビッグイシューの仕組みについてはこちらに書かれています!
ビッグイシュー日本 | 販売のしくみ

ビッグイシュー406号の内容について紹介したいと思います。

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ビッグイシュー406号の内容 柳楽優弥&田中泯 | コロナ禍で考えた”民主主義”

ビッグイシュー406号 | 私の分岐点:作家・作詞家 高橋 久美子さん

半径200mにもできることはある。
視点が変わる時がターニングポイント

作家で作詞家の高橋久美子さんが、自信のターニングポイントとなった「視点が変わった時」を話されています。
私もこの表現には同感で、視点や価値観が変わった時に人生の大きな舵を切ってきた気がしています。

コロナ禍を立ち止まる機会と考えているところも素敵ですね。

高橋さんの新著「ぐるり」の挿絵はビッグイシューでもお馴染みの奈良美智さんが担当されています。

高橋久美子さんの著書「 ぐるり

夫婦、友達、親子。この地球に生きる私達の日常は奇跡のような出会いとすれ違いの積み重ねでできている。19編の短篇からなる初の小説集。

ビッグイシュー406号 | スペシャルインタビュー:柳楽優弥&田中泯

絵で世界を変えた「北斎」
人生・表現・移動・職業、あらゆる自由を求めて戦い続けた

映画「HOKUSAI」で葛飾北斎役を演じた柳楽優弥さんと田中泯さんが、本作についてと、葛飾北斎について話されています。
お二人のインタビューからでも葛飾北斎という人物のパンクさや面白さが伝わってきます。

柳楽優弥さんの演じる若いころの北斎は、この映画ならではのオリジナリティがありそうですね。

札幌では5/28から札幌シネマフロンティア、ユナイテッドシネマ札幌、サツゲキで上映予定です!

北斎とは時代は異なりますが浮世絵繋がりということで…
今北海道立近代美術館では「国貞 広重 国芳 コレクション」の特別展示が行われています!

ビッグイシュー406号 | 特集:コロナ禍で考えた”民主主義”

ゴリラの民主主義:山極寿一さん

ゴリラの習性はとても興味深いですが、この方は元日本学術会議会長で、首相の任命拒否の件が気に食わないようですね。
意思決定を合議で毎回行っていることが、今回のコロナ対策の遅れや日本の悪しき意思決定の遅さや責任のあいまいさを生んでいると思います。

官僚とコントロールするのが政治家でないとするならば、山極さんは官僚政治を推進しているようです。

対話方法についても、かなり前時代的な感覚を持っているように感じます。

議論を怖がらない勇気:富永京子さん

コロナ禍で社会運動がインターネット上で変容していったのはその通りだと思います。
富永さんの指摘の通り問題はあれど、今はたぶん過渡期なんだと思います。

Twitterのハッシュタグを利用した「トレンド」は、人工的に生み出せることが立証されており、最近日本であった話題のハッシュタグも意図的に生み出されたトレンドがあったそうです。

富永京子さんの著書「 みんなの「わがまま」入門

意見を言うことへの「抵抗感」をときほぐし、みんなで社会をつくるための5つの講義。

“the people”を考えませんか:髙谷幸さん

一般的に利用される言葉の意味と法律上に定義される言葉の意味が異なることはよくあることですし、社会制度の適用範囲とその名称を無理やり混同させているような感じがあります。
その法令や対処の範囲など、その都度対象は変わってくるものだと思うので、あまり字面に捕らわれて中身のない批判や評価にならないようにしたいところです。

髙谷幸さんの著書「 移民政策とは何か: 日本の現実から考える

移住労働者の定住化を阻止するという政府の方針は、彼らの人権を侵害し、使い捨てにすることを意味する。一方で長期的にみれば、ここには人を育てるという視点がない以上、日本社会の持続可能性をも奪うだろう。移民研究の第一人者が結集し、政策転換に向けて必要な視座を提示する。

取り戻したい「じんわりした社会参加の感覚」:香山リカさん

香山さんの指摘の通り、今社会から距離を感じている人は多くいるのかもしれません。
失業していたり高齢で感染を恐れている方々はもちろんのこと、テクノロジーを利用してインターネット上でコミュニケーションができる人たちでさえ、社会との繋がりを感じる機会を奪われているのかもしれません。

香山リカさんの著書「 大丈夫。人間だからいろいろあって

「自分はこのままでいいの」?些細なことから深いトラウマまで、生きている限り悩みは尽きない。でも大丈夫。支えてくれる人がきっといる。私たちにちょうどいい生き方はきっとみつかる。読めば、そっと背中をおされ、ふっと肩の荷がおりる、今を生きる人たちの心と体をほぐす、ほんわかハートフルエッセイ。

すべての子どもに絵本を配る:平田オリザさん

平田オリザさんの絵本を配るという提案はとても素敵だと思いましたが、もし安倍前首相がそれをやっていたとしたら、特にビッグイシューに寄稿されている方々を中心に大バッシングをされていたと思います。
政策の難しいところです。

平田オリザさんの著書「 わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か

【新書大賞2013第4位】 日本経団連の調査によると、日本企業の人事担当者が新卒採用にあたってもっとも重視している能力は、「語学力」ではなく、「コミュニケーション能力」です。ところが、その「コミュニケーション能力」とは何を指すのか、満足に答えられる人はきわめて稀であるというのが、実態ではないでしょうか。わかりあう、察しあう社会が中途半端に崩れていきつつある今、「コミュニケーション能力」とは何なのか、その答えを探し求めます。

まずは言葉への信頼回復を:宇野重規さん

SNSなどインターネット上でも言葉のへの信頼は、コロナ禍でさらに損なわれた感じはします。
4年前から続く「フェイクニュース」のトレンドからあまり良い流れのようには感じないですね。

宇野重規さんの著書「 民主主義とは何か

今や危機に瀕した民主主義、まだ可能性はあるのか?過去をたどり未来への答えを導く!

「個人主義」と「対話」の尊重こと民主主義の本質:斎藤環さん

斎藤さんのおっしゃる通り、台湾はコロナ対策のお手本になる国だと感じます。
「強権によらずに」と書いてありましたが、実際に強制力のある法体制の下に蔡政権は対策を厳しく行っています。

ただ、やはりそれが上手くいっているのも「対話」が機能しているからなんだろうと思います。

斎藤環さんの著書「 中高年ひきこもり

中高年ひきこもりは、いまや日本の重大な社会問題だ。だが、世間では誤解と偏見がまだ根強く、そのことが事態をさらに悪化させている。「ひきこもり」とはそもそも何か。何が正しい支援なのか。第一人者による決定版解説書。

ビッグイシュー406号 | World Street News:インド 韓国 ウガンダ

インドで自殺者を救うダイバー、韓国の労働問題、ウガンダの教育番組が紹介されています。

貧しくとも人の助けになりたいとサーガル湖でダイバーをし続ける姿に心から尊敬します。

インドのダイバーを紹介しているBBCの元記事
The Indian diver who has saved more than 100 lives | BBC

紹介されていたウガンダの教育番組「N*Gen」の「骨と化石」の回

ビッグイシュー406号 | 地球のためにできること。すべてやると約束してほしい:グレタ・トゥーンベリ

環境活動家のグレタ・トゥーンべりさんが地球温暖化と自信の自閉症について話されています。

人間は自然や周りの人間を犠牲にして生きているものです。
それを否定する環境活動家やビーガンの方たちの信念はちょっと理解できない部分があります。

いずれにせよ、この政治マターとなったグリーンムーブメントは、大きな増税と経済停滞によって多くの貧困者を生み出す結果になると思います。

今彼女は大学へ進学したということですので、地球は今数年スパンでは寒冷化していること、温暖化やCO2問題が一部の人が政治利用した結果の動きであることを知って学んで欲しいですね。

ビッグイシュー406号 | 浜矩子の新ストリートエコノミクス

中国のGDP成長率について話されています。
浜さんの言う通り、発表良くも悪くも中国は共産党政権下でコロナに対して強権で封じ込め、いち早く経済回復を成し遂げています。

浜矩子さんの最新著作『 強欲「奴隷国家」からの脱却

身びいき政治、いじめ搾取経済…近代経済学では予見不能なこの「絶望社会」で魂を取り戻すための指針とは?

ビッグイシュー406号 | コロナ禍で世界に浸透「コミュニティ・フリッジ」

コロラド州で行われているコミュニティ・フリッジが紹介されています。
貧困状態になっている人への救済と、食品ロスの解消にも貢献する良い試みですね。

コロナ禍によって4人に1人が食料困窮の陥っているというのは驚きです。

日本では岡山県でコミュニティフリッジが実施されています。

ビッグイシュー406号 | 春から初夏の森。木々が1年の方針を決める

「森の案内人」である三浦豊さんが春から初夏にかけての森の魅力と木々の生態について話されています。
シイノキの葉が太陽の光を受けるために、隣の木とぶつからないようパズルかのように枝を這わせる形はとても美しいです。

三浦豊さんが自身のYouTubeチャンネルで森の映像を投稿しています
三浦豊さんの著書『 木のみかた 街を歩こう、森へ行こう

全国3000箇所以上もの森を歩き続ける「森の案内人」の目を通せば、街なかの道路、路地に自然があふれているのがわかります。いまの日本の森の現状や、榎や神樹などこれだけは知っておきたい「木」の見つけ方をお届け。この本を持って、思わず外へ飛び出したくなる!街のなかで森を見つける方法、教えます。

ビッグイシュー406号 | 雨宮処凛の活動日誌

雨宮処凛さんが3月に開催された「女性による女性のための相談会」での、貧困状態となった女性たちのお話を紹介しています。
コロナ禍によってホームレスや貧困の状態になっている人は増えていますが、これまでにホームレスだった人が支援を受けるきっかけになったというのは、不幸中の幸いとなるお話でした。

雨宮処凛さんの著書『 コロナ禍、貧困の記録

コロナ禍の下、連日届くSOS。2020年の支援現場からの衝撃の記録。15年にわたり貧困と関わってきた著者が、「死なない」ノウハウを伝え、セーフネットを崩壊させる政治に警告を発する。

ビッグイシュー406号 | 原発ウォッチ:東海第二発電所に運転差し止め判決

伴英幸さんが、東海第二発電所の再稼働についての裁判について紹介しています。
再稼働に求められる要件に満たされていないとの判決ですので、安全ではないまま稼働することがなくなって良い結果だったと思います。

他の原発再稼働の裁判の行方も気になりますね。

伴英幸さんの著書「 原子力政策大綱批判―策定会議の現場から

ビッグイシュー406号 | マイオピニオン

認知バイアスをオフにしたい方の投稿が掲載されていますが、自身を批判する人を「ネトウヨ」と読んでいる時点でバイアスから抜けていないことにまず気付かなければなりません。
バイアスを取り除くのは難しいですね。

「マイオピニオン」への投稿は以下のURLより受け付けています。
https://www.bigissue.jp/contact/opinion/?action=form

ビッグイシュー406号 | 販売者に会いにゆく:イギリス「ビッグイシュー 英国版」販売者 マイケル・コステロさん

コステロさんが販売しているロンドンのカナリー・ワーフ

人のやさしさほど素晴らしいものはない
雑誌販売のかたわら、野生生物の保護活動も

イギリスのロンドンで「ビッグイシュー英国版」を販売するマイケル・コステロさんが自身の活動とビッグイシューとの出会いについては話されています。
博士号まで取得していても、経済的に厳しく販売者をされているそうです。

基本的に教育レベルが上がると所得が増える統計がありますが、常にそれが起きるわけではありません。
また、良い教育を受けていたり、何かの能力が高いことが、その人の所得にいつも影響するとは限らないものです。

コステロさんの販売しているストリートペーパー「ノヴィ・プロスター」
ビッグイシュー 英国版 | ウェブサイト

ビッグイシュー406号 | 世界一あたたかい人生レシピ・ホームレス人生相談

一つのことが長続きしません

気負わずやるというのはとても重要なポイントだと思います。
気負わずにやれる仕組みや、やり方を見つけると、習慣化がとても楽になったりします。

枝元なほみさんの著書「 枝元なほみのリアル朝ごはん



以上、ビッグイシュー406号の紹介でした!

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