【副読ブログ】ビッグイシュー403号 3月15日発売 デイヴ・グロール | 思い込みと偏り 認知バイアス

ビッグイシュー
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THE BIG ISSUE JAPAN 403号
2021-03-15 発売

ビッグイシューの仕組みについてはこちらに書かれています!
ビッグイシュー日本 | 販売のしくみ

ビッグイシュー403号の内容について紹介したいと思います。

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ビッグイシュー403号の内容 デイヴ・グロール | 思い込みと偏り 認知バイアス

ビッグイシュー403号 | 私の分岐点:作家 松田 青子さん

“普通”になれず苦しんだ自分
今、女性の声が広がっている過渡期

作家の松田青子さんが、小学生時代の給食と、仕事で書いたコラムでの分岐点について話しています。
日本の文化とも言える強い同調圧力と、保守的な精神に苦しむ人は実は多くいるのかもしれません。

松田青子さんの著書「 持続可能な魂の利用

「どうして親は私に殺しのテクニックを叩き込んでくれなかったのだろう」会社に追いつめられ、無職になった30代の敬子。男社会の闇を味わうも、心は裏腹に男が演出する女性アイドルにはまっていく。新米ママ、同性愛者、会社員、多くの人が魂をすり減らす中、敬子は思いがけずこの国の“地獄”を変える“賭け”に挑むことに―。「おじさん」から自由になる世界へ。

ビッグイシュー403号 | スペシャルインタビュー:デイヴ・グロール

元ニルヴァーナのドラマーで、フー・ファイターズのボーカルであるデイヴ・グロールが、幼少期からニルヴァーナ結成までの話や、カート・コバーンの自殺と解散について話しています。
近代の音楽史の中で、世界的な有名バンドのメンバーが再度世界的な人気となるバンドを生み出すのは極めて稀だと思います。

ニルヴァーナは世界中の多くのアーティストに影響を与えましたし、私も学生時代に大きな影響を受けました。
そして、ニルヴァーナ解散の後、フー・ファイターズに影響を受けたアーティストも多くいるのではないでしょうか。

ニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」
フー・ファイターズの新アルバム「 メディスン・アット・ミッドナイト

元ニルヴァーナのドラマーであり、現在の音楽シーンを代表するロック・アイコン、デイヴ・グロール(vo,g)を中心とする米ロック・バンド=フー・ファイターズ。今年結成25周年を迎える彼らの10枚目のスタジオアルバムが遂に完成!さらにそのアルバムより第一弾シングルとなる「シェイム・シェイム」も配信され話題をさらった。アルバムは前作に引き続き、アデルやシーアのプロデュースなどで知られるグレッグ・カースティンをプロデューサーに迎え、結成25周年の集大成ともいえるアルバムは凝縮された一枚になっている。

ビッグイシュー403号 | 浜矩子の新ストリートエコノミクス

浜矩子さんがコロナ禍でこれから起きるかもしれない「ディンフレーション」について話されています。
自身が「ディンフレーション」と名付けた事象は、これまでもリーマンショック時や、古くは世界恐慌時に同じ減少が一時的に起きていますので、取り立てて名前を付けるようなことでもないと思うのですが…。

未来予測が当たらないことで有名な浜さんですが、日本では企業保護を目的とした財政出動が世界的に見ても相当厚く行われていますので、今回の予測も当たらないのではないかと感じました。

浜矩子さんの最新著作『 強欲「奴隷国家」からの脱却

身びいき政治、いじめ搾取経済…近代経済学では予見不能なこの「絶望社会」で魂を取り戻すための指針とは?

ビッグイシュー403号 | 特集:思い込みと偏り 認知バイアス

あなたの今の判断は本当に正しいのか?

認知科学者の鈴木宏昭さんが、認知バイアスと人が認知するメカニズムについて話されています。
人の認知や記憶はあやふやなものですね。

私も常日頃、事実を知りたいときには客観的なデータや数字を見たり、多くの人の見解を見たり聞いたりしています。
テレビを見なくなって数年になりますが、テレビを見なくなって偏見がかなりなくなったように感じています。

鈴木宏昭さんの著書「 認知バイアス 心に潜むふしぎな働き

見ているはずのものが見えていない。確かだと思っている記憶が違っている。後から考えると不思議な判断間違い。―誰もがよく感じる、このような認識のずれは、なぜ起こるのか、そのメカニズムを詳しく解説!

遺伝子の”人間仕様書”が時代遅れに

社会心理学者の北村英哉さんが、人の持つカテゴリー化の機能と、偏見や差別を妨げる方法について話されています。
差別や偏見を生む、人間が長い歴史の中で培ってきた「カテゴリー化」が現代社会に適用しなくなってきたというのであれば、これを変えていくのは相当大変なことです。

確かに世界ではかなり速いスピードで価値観の変容と一般化(しようとるする動き)が起きています。
(その好例が森さんの事件だったと感じます)

北村英哉さんの著書「 偏見や差別はなぜ起こる?

必然か?解決可能か?偏見や差別の問題に、心理学はどのように迫り、解決への道筋を示すことができるのか。第一線の研究者が解説した決定版。

ちょっと特集の主題からは外れるんですが…

私は勝間和代さんのYouTubeチャンネルをたまに観るのですが、「無意識」についての話を以前にしていて、今回の特集内容や勝間さんの言っていたことがとても理解できました。
もし時間に余裕があったら、観てみてください。

ビッグイシュー403号 | 追跡!コロナ禍の貧困

失業が理由のホームレス化すすむ。
これまでにない深刻な女性の貧困化

雨宮処凛さんが前回の活動日誌に寄稿していた女性の貧困について、更に詳しく報告されています。
経済が不安定になった時に、当然ながら経済的に脆弱な層から大きく影響を受けていくわけですが、コロナ禍での女性の貧困を見ても社会の中で女性が弱い立ち場にいることが証明されています。

これは日本だけでなく世界で起きていることで、どの国でも社会はまだまだ男性優位であることを意味しています。

雨宮処凛さんの著書『 相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ

2016年7月、19人の障害者を殺した植松聖。全16回の公判の果てに2020年3月、死刑が確定―。彼の目から見えていたこの「世界」とは?

ビッグイシュー403号 | ビアホールと難民レストラン、路上生活者を支援

ドイツの首都ベルリンで行われたコロナ禍での貧困者や路上生活者への支援が紹介されています。
各国で路上生活者の生活は更に困難な状況になっていますが、政府による支援は限定的で、多くは市民活動によっての行われています。

ホームレス支援を行う公益有限会社「ゲベヴォ・プロ」
ゲベヴォ・プロ | Gebewo-pro

自身のレストランをホームレスへ解放した、ホールが有名なレストラン「ホーフブロイ・ベルリン」
ホーフブロイ・ベルリン | Hofbräu Wirtshaus Berlin

ビッグイシュー403号 | World Street News:メキシコ シンガポール

メキシコでの意外な素材から作られるプラスチックに変わる製品と、シンガポールでのコロナ禍の旧正月の状況が紹介されています。
スプーンやフォークなどのプラスチックを有料化する動きが出てきていますが、このような科学技術の進歩もこれからたくさん出てくるはずですね。

アボカドの種から製品製造を行っているバイオフェイス
バイオフェイス社 | BIOFACE

こちらの動画では、記事内で紹介されていたローヘイを叫んでくれるアプリを紹介しています。

ビッグイシュー403号 | お墨付き与えてきた:ミャンマーの政治活動家 ウェイウェイヌー

ロヒンギャ出身の活動家ウェイウェイヌーさんが、自身がミャンマーで体験してきた苦難と、今起きているクーデターについて話されています。

ミャンマーは軍政が長く続いていた為、法的にも政治的にも軍政が敷きやすく、軍部が力を持ちやすい構造になっています。
クーデターのようなことが受け入れられる訳はないので、すぐに治まるかと思っていましたが、そうはならなそうです。

また、この結末は、このクーデターに影響を及ぼしているとされている諸外国の思惑ではなく、国民によって決められなければなりません。

ウェイ・ウェイ・ヌーさんの設立した「Women’s Peace Network」
Women’s Peace Network | ウェブサイト

こちらは知人の書いたミャンマーのクーデターとアウンサン・スーチーさんについてのブログです。
【解説】なぜミャンマーでクーデター? | アウン・サン・スー・チーって何をした人? | マルクストマスク

ビッグイシュー403号 | 池内了の市民科学メガネ:モルフォチョウの神秘の輝き

モルフォチョウの翅をヒントに見つけ出された「構造食」について池土さんが話されています。
ハトの胸あたりやカモの頭にある鮮やかな色や、クジャクの羽なんかも構造色の仲間ですね。

こちらの動画でモルフォチョウが観られます。
池内了さんの著書「 宇宙論と神

ビッグイシュー403号 | 監督インタビュー:「旅立つ息子へ」ニル・ベルグマン監督

映画「旅立つ息子へ」の監督ニル・ベルグマンさんが、映画の作成と自閉症について話しています。
自閉症ということだけでなく、子育てについての物語になっているようです。

札幌では4月3日からシアターキノで「旅立つ息子へ」が上映開始されます!

ビッグイシュー403号 | 表現する人:オダカマサキ

ダンボールと対話して”捏ねる”
1日でも触らないと、その声は聞こえなくなる

ダンボールアーティストのオカダマサキさんが、ダンボール作品を作るようになったきっかけと作品づくりについて話されています。
ダンボールでも「毛」感や柔らかさを表現できているのがすごいですね。

「オドンガー大佐」ことオダカマサキさんが小さなドラゴンをダンボールで作成しているところが観れます。
オダカマサキさんの著書「 オダカマサキ ダンボール アートワークス

ダンボールの基本から愛用の道具、切る、折る、捏ねる技法を丸ごと紹介。5作品の型紙付き。

ビッグイシュー403号 | マムアンちゃん タイ人作家の4コマ漫画

よく「希望の光」という表現をしますが、私はただのコントラストの問題なのだと思っています。

audio-technicaのウェブサイトで公開されている短編アニメ「short short story」

ビッグイシュー403号 | マイオピニオン

PFASの特集についての感想が紹介されています。
私たちの生活の中には、「自然に戻りにくい」という点でいうならPFAS以外にも無数に自然に戻りにくい化学製品を使っています。

PFASについては知ったとして、他の便利な化学製品も全て捨て去るのでしょうか?

「マイオピニオン」への投稿は以下のURLより受け付けています。
https://www.bigissue.jp/contact/opinion/?action=form

ビッグイシュー403号 | 販売者に会いにゆく:スイス「サプライズ」販売者 レネー・ゼンさん

ゼンさんが販売しているチューリッヒのエンゲ駅
ゼンさんが販売しているチューリッヒのエンゲ駅

妻と出会い、大地震を経験したメキシコの6年
“人生の忘れられない時間”、エッセイでお客さんと共有

スイスのチューリッヒで「サプライズ」を販売するレネー・ゼンさんが、「人生の忘れられない時間」を話されています。
今回はちょっと変わったお話で、ゼンさんの半生での出来事について語られており、こういうストリートペーパー販売者さんもいるんだなぁと思いました。

ゼンさんの販売しているストリートペーパー「サプライズ」
サプライズ | SURPRISE

ビッグイシュー403号 | 世界一あたたかい人生レシピ・ホームレス人生相談

家で一人でいると気持ちがふさぎます

仕事以外の活動(趣味)が少ないと言われている日本人にはなおさら、ステイホームは精神的に厳しいのかもしれないですね。

私も自宅に籠るのが嫌いだと以前は思い込んでいたのですが、コロナで完全に在宅ワーカーとなり、意外にも毎日楽しめています。
コロナ禍での一番の発見かもしれません。

枝元なほみさんの著書「 枝元なほみのリアル朝ごはん



以上、ビッグイシュー403号の紹介でした!

ビッグイシュー400号記念オリジナルトートバッグ

ビッグイシュー400号を記念して、オリジナルトートバッグを販売しています。
販売者の方から購入できるそうなので、もし気になった方はお近くのビッグイシュー販売者さんへお尋ねください。

私も遂に手に入れました!

『ビッグイシューオリジナル・トートバッグ』
定価:1700円(税込)
※定価の半分、850円がビッグイシュー販売者の収入となります。
大きさ:縦36×横37×底11cm
※A4サイズが入る大きさです。

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