【副読ブログ】ビッグイシュー402号 3月1日発売 ナオミ・ワッツ | ふくしま 10年という時間

ビッグイシュー402号ビッグイシュー
ビッグイシュー402号
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THE BIG ISSUE JAPAN 402号
2021-03-01 発売

ビッグイシューの仕組みについてはこちらに書かれています!
ビッグイシュー日本 | 販売のしくみ

ビッグイシュー402号の内容について紹介したいと思います。

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ビッグイシュー402号の内容 ナオミ・ワッツ | ふくしま 10年という時間

ビッグイシュー402号 | 私の分岐点:エトセトラブックス代表 松尾 亜紀子さん

泣きながら仕事をし、解放された。
女性と連帯して場をつくりたい

エトセトラブックス代表の松尾亜紀子さんが、フェミニズム運動でのターニングポイントについて話されています。
社会活動で人や世の中を動かしたいと思った時に、動かそうとしている人にも大きな変化が起こることはよくあるはずです。

松尾亜紀子さん代表を務める、フェミニズムにまつわる様々な本を取り扱う出版社
エトセトラブックス | ウェブサイト

エトセトラブックスが年2回発行する「 エトセトラ VOL.4

運動してきた女性たちの話に耳を傾け、女性運動史を学び、そしてフェミニズムへの「バックラッシュ」とは一体なにかを考える。これまで声をあげてきた女性たちと連帯し、ここから行動する。

ビッグイシュー402号 | スペシャルインタビュー:ナオミ・ワッツ

ネットフリックスの映画「ペンギンが教えてくれたこと」に主演している、ナオミ・ワッツさんが撮影の苦労とモデルとなった方とのエピソードを話されています。
ナオミ・ワッツさんの映画へのプロフェッショナルさを感じます。

最近観たいと思った映画がネットフリックス限定だったり、アマゾンプライム限定だったりすることはないでしょうか。
コロナによって映画の観方も変わってきているようです。
ちなみに私はネットフリックスを利用しているので、この映画を観てみたいと思っています。

ビッグイシュー402号 | 浜矩子の新ストリートエコノミクス

ここ数年間の日本銀行による金利政策について話されています。
確かに日銀の金利政策はずっと失敗していますが、金利政策は経済出動などの政策とセットで行うの基本で、その有効な経済政策が働かなかったのが失敗、というのが、今一般的にエコノミストの間で言われているところです。

タンス預金や預金の積み増しにいっているのは高齢者がメインで、それ以外の年代は、金融商品に資産が流れていることは証券口座開設数の継続的な増加から見ても明らかな実態だと思います。

浜矩子さんの最新著作『 強欲「奴隷国家」からの脱却

身びいき政治、いじめ搾取経済…近代経済学では予見不能なこの「絶望社会」で魂を取り戻すための指針とは?

ビッグイシュー402号 | 特集:ふくしま 10年という時間

私は2年前と5年前に福島の被災地を訪れ、福島第一原発の見えるところまで行ってきました。
当時でさえ、震災から何年も経っていましたが、新しい建物が建ってはいるものの、「復興した」などと言えるような状態では全くありませんでした。

これからの福島はどうなっていくのでしょうか。

福島県相馬郡飯館村 綿津見神社

飯館村にある綿津見神社とその周辺の現在の状況について紹介されています。

こちら↓のブログで神社の様子が伺えます。

これまでと これからの福島 | 赤坂憲雄さん

学習院大学教授で東日本大震災復興構想会議の委員である赤坂憲雄さんが、福島復興へ向けての活動と伝えることについて話されています。

「植民地」という言葉には大きな衝撃を受けました。
かつて原発はその安全性を謳いながらも、原発の建設されている場所を見ると、使い捨てられる場所と思われそうな場所に建設されているのは確かです。

赤坂憲雄さんの著書「 ナウシカ考 風の谷の黙示録

『風の谷のナウシカ』。ささやかな奇跡が産み落とした種子のようなこの作品は、いま、ようやくにして芽生えと育ちの季節を迎えようとしているのかもしれない―。多くの人に愛読されてきた傑作マンガを、二十五年の試行錯誤のすえ一篇の思想の書として徹底的に読み解く。

原子力災害考証館を開設 | 事故が地域にもたらしたころを伝えたい

いわき市で自身の経営する旅館に「原子力災害考証館」を設立した里美善生さんが、考証館設立の経緯とその想いを話されています。

歴史を色々な人によって、様々な角度と細やかさで事実に基づいて残していくのは、真実を知るために必要なことだと思います。
民間でこのような展示が残されていくのは素晴らしいですね。

市民科学者になって地区の再生をめざす | 大越キヨ子さんと志田名の10年

原発事故後に一度非難し、その後に自宅に戻って生活している大越キヨ子さんの一変した生活と、放射線量との戦いが紹介されています。
この記事の中で、以前のこの方の生活がどのようなものであったかを感じることができないほどに、この地での生活は全く違うものになっていることがわかります。

事故前の様な日々が、大越さんに戻ってくることはあるのでしょうか。

志田名地区の徐線作業の風景の写真が紹介されています
あの時の「きょう」12月13日 | 毎日新聞

2011年の冬が来る前に徐線を終えなければならなかった

志田名で除染活動に協力をしてきている獨協医科大学准教授の木村真三さんが、除染活動の様子をお話されています。

私も木村さんの言う通り、福島で線量の落ちない地域はもう移住するしかないと思っています。
しかし、多くの帰宅者は高齢者だと言いますし、住民の方の気持ちもわかります。

数十年先に、この地に未来があるのかはわかりませんが、今住んで努力している方々の意思は尊いものだと感じます。

追い出される矛盾を訴える原発事故避難者

原発事故による避難者を支援する熊本美禰子さんが、避難者の抱える住宅問題について話されています。
福島県と避難者との間の仮設住宅の退去について取り沙汰されていますが、個別に細やかな対応はできないものなのでしょうか。

中には移転できる状況にあってもしない人がいるのかもしれませんが、本当に困難な人もいるはずです。

ビッグイシュー402号 | 高まる正確さへの評価、最優先ルールは”妥協なき中立性”

みなさんご存じのWikipediaについて、創立についてと、その運営への信念を、共同創設者のジミー・ウェールズさんとキャサリン・メイハーさんによって紹介されています。

私は年に1度はWikipediaへ寄付を行っており、記事内容はそれなりに信頼していますが、掲載内容全てが正しいわけではありません。
あくまで編集しているのはボランティアの方々なので、本当に正確な情報は参考文献などを確認しつつ裏を取ることをお勧めします。

この便利な仕組みを、よくこの寄付頼みの運用体制で維持できているなぁといつも感心しています。

ビッグイシュー402号 | World Street News:アメリカ

退役軍人が始めた、材料費のみで行う車の修理サービスが紹介されています。
車社会においての車の維持費は、生活費と同等に削ることの難しい部分ですね。

ビッグイシュー402号 | 雨宮処凛の活動日誌

コロナ禍で急速に広がる女性の貧困

雨宮処凛さんが、コロナ禍での炊き出しの現場で増えた女性の姿と、生活に困窮する女性について話されています。
経済的にも社会的にも、女性の立場は男性よりもかなり弱い状態ですので、ひとたび経済が崩れてくると、弱いところから崩されていくのは当然のことです。

札幌のフードバンクでも女性の姿が急増していると聞いています。
女性に特化した支援は、確かに今必要とされていると思います。

雨宮処凛さんの著書『 相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ

2016年7月、19人の障害者を殺した植松聖。全16回の公判の果てに2020年3月、死刑が確定―。彼の目から見えていたこの「世界」とは?

ビッグイシュー402号 | 間違いを一緒に楽しむ「注文をまちがえる料理店」

ホールスタッフは認知症の状態にある人。

認知症の方がホールスタッフを行うレストランのイベント「注文をまちがえる料理店」の企画者である小国士朗さんが、イベント企画にいたる経緯と認知症について話されています。
たぶん常設レストランでの運営はかなり難しいとは思いますが、このようなイベントを通じて認知症への考え方を変えたりや、認知症を知るきっかけを作るのは、社会にとって大きな意味がある事だと思います。

小国士朗さんの著書「 注文をまちがえる料理店

まちがえることを受け入れてまちがえることを一緒に楽しむ「認知症を抱える人」が接客をする不思議であたたかいレストランのものがたり。

ビッグイシュー402号 | 監督インタビュー:「きこえなかったあの日」今村彩子 監督

手話通訳の向こうに、聞こえない人がいる

東日本大震災後の手話についてや聴覚に障がいのある人たちを撮った映画「きこえなかったあの日」の監督である今村彩子さんが、映画の制作経緯と手話について話されています。
聴覚に障がいのある人たちの震災時やその後の生活について、私はしっかり考えることがなかったので、発見の多い映画になりそうです。

昔、ろう学校で手話の使用が禁止されていたことがあったというのは初めて知りました。
驚きです。

ビッグイシュー402号 | 原発ウォッチ:2050年に脱炭素社会は可能か?

伴英幸さんが、グリーン成長戦略と今後の日本の発電について話されています。
世界は今グリーンエネルギーに向かっていますが、正直あまり賛成はしていません。

水力・風力などでの国内の発電をまかなうことも、電気自動車によるCO2削減は現実的でないように感じています。
原発が無ければ火力に頼ることになりますし、化石燃料を効率よくエネルギーにするのは、発電させることではなくそのまま燃焼させることのはずです。

伴英幸さんの著書「 原子力政策大綱批判―策定会議の現場から

ビッグイシュー402号 | マイオピニオン

コロナの世界への蔓延によって、海外駐在されている方々はかなり大変な思いをしていると思います。
国によって状況は様々ですが、海外渡航を以前と同じようにできるのはまだ先になりそうですね。

「マイオピニオン」への投稿は以下のURLより受け付けています。
https://www.bigissue.jp/contact/opinion/?action=form

ビッグイシュー402号 | 販売者に会いにゆく:セルビア「リツェウリツェ」販売者 ダーコ・ラジェビッチさん

ラジェビッチさんが販売しているノヴィ・サドの街
ラジェビッチさんが販売しているノヴィ・サドの街

目標15分、ひとりのお客さんのために使う
一回拒絶されても、後にポジティブな反応があることも

セルビアのストリートぺーパー「リツェウリツェ」を販売しているダーコ・ラジェビッチさんが、自身の販売方法とお客さんとの付き合い方について話されています。
どこの国のストリートペーパーも、まず「知ってもらう」というところが大きなハードルになっているように感じます。
初めはちょっと近寄りがたい感じありますしね…。

ビッグイシュー402号 | 世界一あたたかい人生レシピ・ホームレス人生相談

派手な服装はやめてと言われます

個人的には「好きな服を着たらいい」とは思うのですが、家族に言われてると気になってしまいますよね。
そんなに他人って自分のこと見ていないと、私は思っています。

枝元なほみさんの著書「 枝元なほみのリアル朝ごはん



以上、ビッグイシュー402号の紹介でした!

ビッグイシュー400号記念オリジナルトートバッグ

ビッグイシュー400号を記念して、オリジナルトートバッグを販売しています。
販売者の方から購入できるそうなので、もし気になった方はお近くのビッグイシュー販売者さんへお尋ねください

『ビッグイシューオリジナル・トートバッグ』
定価:1700円(税込)
※定価の半分、850円がビッグイシュー販売者の収入となります。
大きさ:縦36×横37×底11cm
※A4サイズが入る大きさです。

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