【副読ブログ】ビッグイシュー400号 2月1日発売 奈良美智 | 希望へ

ビッグイシュー400号ビッグイシュー
ビッグイシュー400号
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THE BIG ISSUE JAPAN 400号
2021-02-01 発売

ビッグイシューの仕組みについてはこちらに書かれています!
ビッグイシュー日本 | 販売のしくみ

ビッグイシュー400号の内容について紹介したいと思います。

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ビッグイシュー400号の内容 奈良美智 | 希望へ

ビッグイシュー400号 | 私の分岐点:作家 山崎 ナオコーラさん

がんで入院中の父の言葉から
コツコツ続ける意味を学んだ

作家の山崎ナオコーラさんが、分岐点となった父の言葉を紹介しています。
山崎さんの言っている通り、社会においてお金を稼ぐことだけが評価されることではないですよね。
色々な社会との関わり方がありますし、何かを実直にやる続けることで本人の生きる力にもなります。

山崎ナオコーラさんの著書「 リボンの男

専業主夫の時給は、いくら?野川沿いの道を3歳のタロウと歩きながら常雄が発見した、新しい“シュフ”の未来。各紙誌絶賛の感動作!

ビッグイシュー400号 | スペシャルインタビュー:奈良美智さん

原点は「小さなコミュニティ」
そして北への回帰

芸術家の奈良美智さんが、現在の活動と東日本大震災後の自身の変化と北海道との繋がりについてお話されています。
コロナ禍によって、大きく広がってきた物理的なコミュニティが分断されるところがあって、そのために小さなコミュニティの力が求められているような気がしています。
青森にもアイヌ語由来の地名があるのは知りませんでした。

インタビュー内で紹介されていた、奈良さんの参加する白老の「トビウ」のウェブサイト

奈良美智さんの著書「 YOSHITOMO NARA SELF-SELECTED WORKS PAINTINGS

2014年に作家活動30周年を迎えた世界を舞台に活躍する美術家・奈良美智。 新作や日本では未発表を含む、選りすぐりの絵画作品100点を自らセレクト。 後世に継ぐ愛蔵決定版が誕生!

ビッグイシュー400号 | 特集:希望へ 英国、米国、ドイツからの報告

英国、3度の歳封鎖が助け合い運動を促進
衝撃と落胆こえる「人とのつながり」

ロンドン近郊在住の時事通信記者である馬場千夏さんが、イギリスの状況について報告しています。
イギリスは世界で最もコロナの被害を受けている国の一つです。
そんな中でも民間での助け合いが盛んになるのは感動的なことです。

こちら↓は紹介されていたイギリスの「クラップ・フォー・ケアラーズ」の様子です。
こういう運動って日本では起きにくいですよね。

馬場千夏さんの著書「 ピースメーカー―世界で平和をつくる人びと

世界中でいまも続く地域紛争。民族間の歴史的な対立、資源をめぐる争い、民族独立への希求、大国の思惑、独裁政治の横行…。ほどくにはあまりにからまってしまった糸ではあるが、しかし、すべての紛争は、人間のひきおこしたこと。ならば、人間に解決できないはずはない!どんなに小さな一歩でも、一歩は積み重なって千歩になり、万歩になる。その小さな一歩を踏み出した人びとの歩みを活写する。

米国カリフォルニア、増える家庭&地域菜園
「たねの授業」地球的オンラインネットワークに

フリージャーナリストの大矢英代さんが、アメリカで起きた食糧不足と、そこから広がった自給自足の動きについて報告しています。
日本ではスーパーから商品が消えるというようなことは起きていませんが、多くの陽性者や死者の出ているアメリカでは、日用品をめぐってパニック状態になる場所もあったようです。
コロナ禍で自分たちが「どのような存在でありたいのか」というのを考える機会になっているというのは、その通りですね。

紹介されていたウィーバー・佳奈さんのYouTube動画
大矢英代さんの著書「 沖縄「戦争マラリア」―強制疎開死3600人の真相に迫る

戦時中、米軍が上陸せず、地上戦もなかった波照間では、空襲など直接的戦闘による犠牲者はゼロだった。 それなのに、なぜ大勢の住民たちがマラリアで病死したのか。 調べてみると、それは、波照間の住民たちがマラリアの蔓延するジャングル地帯へと移住させられたことが原因だった。 しかも、日本軍の命令によって、強制的に。 軍命による強制移住、それが引き起こしたマラリアによる病死。 これが沖縄で「もうひとつの沖縄戦」と呼ばれてきた「戦争マラリア」だ。

ドイツ、始まったベーシックインカム実証実験
「高齢者ファースト」を徹底した大学町

ドイツ在住のフリーライターである見市知さんが、ドイツで開始されたベーシックインカムの実験運用と、コロナ対策について報告しています。
ドイツは日本と同様に少子高齢化に見舞われている国ですが、高齢者に致命的になり得るコロナへの対策ということで、高齢者を守る施策を取る町もありようですね。

スペインでもベーシックインカムの社会実験が始まり、これまで世界で行われた実証実験以外にも、あと数年もすれば色々な実験結果が手に入ります。
その結果から、どのような制度設計が良いのか、もしくはベーシックインカムは社会にとって良いものではないのかどうか、かなり見えてくるはずです。

見市知さんの著書「 ベルリン―東ドイツをたどる旅

2009年、「ベルリンの壁」崩壊から20年。東ドイツで学生時代を過ごした著者が贈る、「東」再発見の旅。「壁」のその後、人々の暮らし、懐かしのプロダクツ…あなたの知らない「東ドイツ」が見えてくる。

ビッグイシュー400号 | World Street News:スペイン アフリカ 韓国

スペインでの貧困対策、アフリカの中古車輸入による環境問題、韓国のプラスチック政策について紹介されています。
住まいを失った人を田舎への生活を支援する施策は、日本の自治体でもやれそうですし、色々な問題解決に貢献できそうな感じがします。
コロナ禍で生活がままならなくなっている人は増えていっていますので、色々な形での支援があると良いですね。

ビッグイシュー400号 | 雨宮処凛の活動日誌

雨宮処凛さんが日比谷公園で行った相談会についてお話されています。
生活保護の受給件数はコロナ禍で増加していますが、以前から変わらず現在も受けにくい制度であることは変わっていません。
最後のセーフティーネットに壁があるのはどうかと思います。

雨宮処凛さんの著書『 相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ

2016年7月、19人の障害者を殺した植松聖。全16回の公判の果てに2020年3月、死刑が確定―。彼の目から見えていたこの「世界」とは?

ビッグイシュー400号 | 『コロナ禍の東京を駆ける』

「つくろい東京ファンド」の小林美穂子さんが共著者となっている書籍「コロナ禍の東京を駆ける」が紹介されています。
緊急事態宣言が出された後の貧困の現場を知ることのできる内容になっているようです。

稲葉剛さん、小林美穂子さん、和田靜香さんの著書「 コロナ禍の東京を駆ける: 緊急事態宣言下の困窮者支援日記

「ステイホーム」する家がない――。コロナ禍による派遣切りに遭い、ネットカフェなど拠り所を失い、追い詰められ、助けを求める人たち。対する行政の「水際作戦」の横行。緊急事態宣言発出日以降の支援者の日記から浮かび上がる、福祉の貧困と、それに抗い、つながる人たち。この社会の実態を突きつける貴重なドキュメント。

ビッグイシュー400号 | 浜矩子の新ストリートエコノミクス

菅首相の施政方針演説について話されています。
確かに首相は演説やパフォーマンスが下手ではありますね。
コロナ対策についてはどこの国の指導者も正解は見つけられていませんので、今後の政策の結果がどう出るのか見ていきたいところです。

自国の首相に対して「敵情」と言ってしまうところで、もう浜さんの政治批評は偏っていますし、デジタル=監視となる前時代的な「思想」はちょっとどうかと思います。

浜矩子さんの最新著作『 強欲「奴隷国家」からの脱却

身びいき政治、いじめ搾取経済…近代経済学では予見不能なこの「絶望社会」で魂を取り戻すための指針とは?

ビッグイシュー400号 | 「年越し大人食堂2021」

コロナ禍で訪れる人に変化。若い女性、子ども連れ、外国籍の人も

今年の元旦と1月3日に四谷で実施された「年越し大人食堂2021」について紹介されています。
コロナ禍での貧困状況の悪化は、ここで配布されたお弁当の数の増加でも見ることができます。

特に去年から、子連れのお母さん(特にシングルマザー)がこういう場所で支援を受けることが多くなっているのは、とても気になる現象です。

「年越し大人食堂2021」のニュース映像

ビッグイシュー400号 | 自分たちのエネルギーをつくる。

コロナで「グリーン・ニューディール」から「グリーン・リカバリー」へ

NPO法人「環境エネルギー政策研究所(ISEP)」の飯田哲也さんが、再生可能エネルギーの現在と未来について話されています。
私は個人的に「脱炭素」や「再生可能エネルギー」について懐疑的ではあるのですが、今世界ではグリーンエネルギーへの転換は大きな目標となっていますので、これからそちらの方向へ各国はシフトしていきます。

再生可能エネルギーは、コスト改善されているとはいえ現在もなお高コストなエネルギーであることは変わりませんし、一方火力発電についても毎年新技術が開発され、環境面でもコスト面でも改善されていっています。
どのような側面であっても開発を続け、人間も求める結果と環境影響との折り合いを見つける場面が将来やってくるような気がしています。

飯田哲さんが共著となっている「 メガ・リスク時代の「日本再生」戦略

パンデミック、地球温暖化、デジタル化の遅れといった巨大リスクに覆われ、迷走する「ガラパゴス・ニッポン」。いかに脱却するかの青写真を提示した希望の書!

ビッグイシュー400号 | 日本初のユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」

東京の田端にある色々な障がいを持った人でも楽しめる映画館「シネマ・チュプキ・タバタ」が紹介されています。
かなり多くのボランティアが協力されているようですが、字幕や音声ガイドの作成には相当な労力が必要なんだろうと思います。
こういう映画館でも商業的に自立できるようになって、全ての街に一つはあるような環境になるといいですね。

ビッグイシュー400号 | 原発ウォッチ:大飯原発への再稼働許可は違法

伴英幸さんが大原原発の再稼働を違法とした判決について解説しています。
全国で行われている原発再稼働に対しての訴訟にどのような判決が出されるのか、それぞれ注視していかなければなりません。

北海道では泊原発が現在審査中ですが、こちらも今後どうなるのでしょうか。

伴英幸さんの著書「 原子力政策大綱批判―策定会議の現場から

ビッグイシュー400号 | マイオピニオン

397号の「絶不調」についての感想が寄せられています。
人それぞれの絶不調があって、またそれぞれの対処法があるんだと思います。

札幌のシアター・キノの中島さんの記事についての感想も掲載されていますね。

「マイオピニオン」への投稿は以下のURLより受け付けています。
https://www.bigissue.jp/contact/opinion/?action=form

ビッグイシュー400号 | 販売者に会いにゆく:アルゼンチン「エチョ・エン・ブエノスアイレス」販売者 ヨルグ・ガジーバさん

ガジーバさんが販売しているブエノスアイレス
ガジーバさんが販売しているブエノスアイレス

雑誌販売を続けることは、確かな礎を築くこと。
今では自分の食べるものを選ぶことができる。

アルゼンチンの首都で「エチョ・エン・ブエノスアイレス」を販売しているガジーバさんが、その雑誌との関係性と思いを話されています。
ストリートペーパーはホームレス状態の人や貧困状態に陥った人たちが社会システムに戻るための選択肢の一つとなります。
そこには人や組織との繋がりもあり、多方面に面白い仕組みだと思います。

ビッグイシュー400号 | 世界一あたたかい人生レシピ・ホームレス人生相談

再婚に踏み切れません

あまり考えたことがなかったのですが、熟年離婚が増えている中、熟年再婚や熟年婚は増えているんでしょうか。
色々な人生の選択肢が社会に定着するのは、楽しいことだと思います。

枝元なほみさんの著書「 枝元なほみのリアル朝ごはん

以上、ビッグイシュー400号の紹介でした!

ビッグイシュー400号記念オリジナルトートバッグ

ビッグイシュー400号を記念して、オリジナルトートバッグを販売しています。
販売者の方から購入できるそうなので、もし気になった方はお近くのビッグイシュー販売者さんへお尋ねください。

『ビッグイシューオリジナル・トートバッグ』
定価:1700円(税込)
※定価の半分、850円がビッグイシュー販売者の収入となります。
大きさ:縦36×横37×底11cm
※A4サイズが入る大きさです。

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