ビッグイシュー394号 11月1日発売 浅香航大 | 特集:いよいよ短歌

ビッグイシュー394号ビッグイシュー
ビッグイシュー394号
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THE BIG ISSUE JAPAN 394号
2020-11-01 発売
https://www.bigissue.jp/backnumber/394/

ビッグイシューの仕組みについてはこちらに書かれています!
ビッグイシュー日本 | 販売のしくみ

ビッグイシュー394号の内容について少しだけ紹介したいと思います。

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ビッグイシュー394号の内容 浅香航大| 特集:いよいよ短歌

ビッグイシュー394号 | 私の分岐点:情報学研究社 ドミニク・チェン

自分が死んだ後も誰かが生きてくれる
その想像が生きる力を与えてくれた

ドミニク・チェンさんのターニングポイントは娘の誕生だと言っており、娘の誕生によって死が怖くなったというのは興味深いお話でした。
コロナ禍によって他人との関係を考え直した人は多いのかもしれません。

ドミニク・チェンさんの著書「未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―

ビッグイシュー394号 | スペシャルインタビュー:浅香 航大

心の重荷、少しでも軽くする”止まり木”でいたい

浅香航大さんの出演している映画「滑走路」についての思いと、今社会の中で感じる危うさについて話されています。
この映画の原作となる「歌集 滑走路」の著者の方は、この映画の完成を前に自ら命を絶ったそうです。

映画「滑走路」 | オフィシャルサイト

札幌では11月20日から「サツゲキ」で映画「滑走路」が上映されます。

サツゲキ | ウェブサイト

映画「滑走路」の原作となっている「歌集 滑走路

ビッグイシュー394号 | 特集:いよいよ短歌

今40代~若い世代で短歌を目にしたり、詠んだりする人はどれくらいいるのでしょうか。
なかなか普段の生活の中で出会う機会の少ない短歌特集ですので、新しい発見があるかもしれませんね。

やはり独特な世界が短歌にはあると思います。

平等なコミュニケーションの土台、それが短歌だった:山田航さん

角川短歌賞を受賞している山田航さんが、様々な短歌を紹介・解説してくれています。
短歌にも時代や各作家によって生まれるムーブメント、歴史や試みがあるというのは知りませんでした。

山田航さんの著書「さよならバグ・チルドレン―山田航歌集

言葉をつかわすことでさまざまな世界を引き寄せる透きとおった水べのようなもの:井上法子さん

井上法子さんが、色々な作家の短歌から感じることを話されています。
短い歌の中には多くの情報や感情がこめられ、洗練されたものなのだというのがわかります。

井上法子さんの著書「永遠でないほうの火

読んだ人の世界を更新する いつでも心の中で唱え、口ずさめる”お守り”:木下龍也さん

木下龍也さんが、短歌に出逢うまでと、テーマごとに短歌を紹介してくれています。
木下さんのコピーライティングから短歌という流れは、少ない言葉で思いを表現するという点でとてもしっくりきました。

木下龍也さんの著書「つむじ風、ここにあります

ビッグイシュー394号 | 滝田明日香のケニア便り:象牙・銃器探知犬のゲージ、本当にありがとう

マラコンサーバンシーの滝田明日香さんが、7年間ケニアのマライマラ保護区で象牙・銃器探知犬として活躍したゲージがコロナ禍によるロックダウン下で亡くなったお話をしてくれています。
ケニアに限らず、諸外国では厳しいロックダウンを行っている国が多くあり、その影響は経済だけでなく色々なところに波及しています。
ゲージは不運にもコロナの被害者となってしまいました。

MARA SORA PROJECT | ウェブサイト

MARA CONSERVANCY | ウェブサイト

ビッグイシュー394号 | 人間の本性に従えば”希望の時代”をつくり出せる。:ルドガー・ブレグマン

14年前の著書「隷属なき道」でベーシック・インカムを提唱していたルドガー・ブレグマンさんが、現在のアメリカやイギリスの社会で起こっていることと、「人間の本性」について話されています。

富の格差は広がり、貧困は撲滅させなければならないということは事実だと思いますし、富裕層への課税強化もある程度必要になるのだろうとは思います。
しかし、最後に訴えられている「権力者」を一般化した批判は危険だと感じています。
「権力者」を排除した後に、彼はどのような社会を目指しているのでしょうか。

ルドガー・ブレグマンさんの著書「隷属なき道 AIとの競争に勝つ

ビッグイシュー394号 | World Street News:メキシコ 韓国

メキシコで医者のいない村の住民によって設立された病院と、韓国での無料食堂について紹介されています。

メキシコ農村部で作られた、住民の負担と主導による病院の設置は他の途上国においても好例になる可能性があります。
海外からの援助による「外国人に作られた病院」よりも、自主的に永続的に病院運営ができるはずです。

韓国では富の格差や貧困問題は日本以上に深刻です。
キリスト教の強い国では、教会が貧困の受け皿にとなっているケースは多くありますね。

ビッグイシュー394号 | ワンダフルライフ:丘の上、手作りの小屋が立ち並ぶ「デュニヤマヒル」

舞台照明デザイナーの山口暁さんが、和歌山県の山村に作って「デュニヤマヒル」を作った経緯やその生活についてお話されています。
コロナ禍で「リモート」が市民権を得たことによって、田舎暮らしに注目が集まっています。
効率ではなく、居心地の良い住環境というのは、充実した人生を送るにあたって必要なんだと思います。

デュニヤマヒル | ウェブサイト

ビッグイシュー394号 | 浜矩子の新ストリートエコノミクス

菅首相の「自助・共助・公助」について、インターネットを中心に話題になっていました。
資本主義経済下にあっては、社会主義国や共産主義国ではないので「自助」がまず先に来るのは当然なのだと思います。
ただ、公助の受けられない、受けにくい社会であってはなりません。

浜矩子さんの最新著作『強欲「奴隷国家」からの脱却

ビッグイシュー394号 | 雨宮処凛の活動日誌

雨宮処凛さんが現在の生活困窮者の相談内容について紹介してくれています。
7割近くが40代以上からの相談ということで、貧困が高齢者に与えている影響が伺えます。
コロナ禍によって社会的弱者の生活はますます厳しいものになってきているのを感じます。

雨宮処凛さんの著書『相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ

ビッグイシュー394号 | 原発ウォッチ:北海道2町村、処分場に名乗り

伴英幸さんが、北海道でも話題となっている寿都町と神恵内村の高レベル放射性廃棄物の受け入れについて話されています。
過疎化の進む町村の受け取れる何十億という交付金と、住民の安全という二つの問題に揺れています。

伴英幸さんの著書「原子力政策大綱批判―策定会議の現場から

ビッグイシュー394号 | マイオピニオン

新社会人になってやっとビッグイシューを買う勇気が出せたという方の投稿が紹介されています。
やはりビッグイシューを販売者さんから買うのは、初めはちょっと勇気がいるのかもしれませんね。
このちょっとしたハードルを取り除くことができれば、ビッグイシューの販売部数は結構上がるのではないかと思っています。

「マイオピニオン」への投稿は以下のURLより受け付けています。
https://www.bigissue.jp/contact/opinion/?action=form

ビッグイシュー394号 | 販売者に会いにゆく:イギリス「ビッグイシュー英国版」販売者 イーストン・クリスチャンさん

ロンドンのハックニー地区の街並み
ロンドンのハックニー地区の街並み

今までで一番のほめ言葉
「あなたが持っていると、ビッグイシューがかっこよく見える」

ロックダウン下でのクリスチャンさんの販売状況や生活については話されています。
コロナ禍は販売者の生活に大きな影響を与えていることがわかります。

ビッグイシュー英国版 | ウェブサイト

ビッグイシュー394号 | 世界一あたたかい人生レシピ・ホームレス人生相談

孫を溺愛する母の体調が心配です

人の幸せというのは外から判断するのが時には難しいものだと思います。

お母さんのお弁当に三色弁当というのは、時代を感じますね。


以上、ビッグイシュー394号の紹介でした!

日本でのホームレス支援

日本では数多くのホームレス支援団体がありますが、その中に雑誌の販売を通して支援を行う「ビッグイシュー」という団体があります。

BIG ISSUE JAPAN | オフィシャルサイト

イギリスから始まったホームレス支援を行う雑誌「ビッグイシュー」は日本でも発行されており、札幌でも「ビッグイシュー」の販売が行われています。
札幌のビッグイシュー販売場所は以下の記事で紹介していますので、もし興味があったら一度手に取ってみてください。

「ビッグイシューさっぽろ」ではボランティアも募集しています!
ビッグイシューさっぽろ | ボランティア募集

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